母親からフラミンゴミルクをもらうヒナ



 今年は元日から色々なことがありました。誌面で紹介したカバの脱出劇に始まり、11年間にわた るキンシコウの日中共同飼育研究の終了、栗林公園動物園からゴリラ、ジャガーなどの搬送・受け 入れ、ゾウの出産等々で園内は大忙しです。子ゾウは人工哺育となリキーパーと獣医は交代で泊ま り込み、哺乳にあたっています。哺乳は相当長期間になりそうで、彼らの体力がいつまで続くか心 配です。また、この先子ゾウ舎も建てないと、でも経費はないしどうしたものか…。ともあれ国内 で初めて生まれたインドゾウの子供、大事に大切に育てていきたいと思っています。
 今回のはばたき54号は動物たちへの工ンリッチメント第四弾、ストレスの緩和を取り上げています。 キーパーの動物たちに対する心づかいを読みとっていただければ幸いです。
(副園長 石川 理)