2006年 | 2005年 | 2004年 | 2003年 | 2002年 | 2001年 | 2000年 | パンダが来るまで |
タンタン 90%復活・・・・10月 |
---|
タンタンは、死産という悲しい出来事から少しずつですが回復し始めています。 竹の食べる量も日に日に増え、体調は完全復活しております。が、心の方が、まだ完全ではありません。と言うのも、王子動物園では竹以外にリンゴ、ニンジン、ペレットを与えていますが、ニンジンを与えると、赤ちゃんを抱くように抱え込み、動かなくなってしまいます。どうしてなのか理由はわかりません。どうもタンタン特有の行動の様です。担当者もタンタンの完全復活を促しつつ、暖かく見守っていきたいと思います。 |
ジャイアントパンダ二世誕生ならず |
---|
当園で飼育しているメスのジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」に、今年こそ出産との期待が高まっておりましたが、残念ながら二世誕生には至りませんでした。
当園では2000年(平成12年)より日中共同飼育繁殖研究により、オスとメスのジャイアントパンダを飼育し、このたび5年目の人工授精を3月に行い、7月下旬からは妊娠の兆候らしいものが見られ、パンダ担当飼育員・獣医師・中国人技術者などで見守ってきましたが、8月12日に死産を確認しました。 今回、初めてメスが受胎したことは一歩前進であり、今後更に努力を積み重ね、赤ちゃん誕生を成功させたいと考えています。 |
◆経 過◆ |
||
・ | 2000年(平成12年)7月16日 | 中国より2頭のジャイアントパンダ(初代「興興」「旦旦」)来日 |
・ | 2002年(平成14年)12月9日 | 初代「興興」が性成熟不全の為、交換(2代目「興興」来日) |
・ | 2003年〜2006年 | 春のメスの発情期に、自然交配させるが成功せず。 人工授精を実施 |
・ | 2007年3月23日〜25日 | 発情・排卵の適期に3回の人工授精を実施 |
・ | 2007年8月12日 | 死産を確認(出産個体:オス、体長21cm、体重85g) |
◆ジャイアントパンダ◆ |
|
・ | 分 類:食肉目ジャイアントパンダ科 |
・ | 生息地:中国の四川省、陝西省、甘粛省 |
◆飼育個体情報◆ |
|
母 親: | 旦旦(タンタン)中国名−爽爽 |
1995年9月16日中国大熊猫研究中心生まれ 11歳 | |
2000年7月16日来日 | |
父 親: | 興興(コウコウ)中国名−龍龍 |
1995年9月14日中国大熊猫研究中心生まれ 11歳 | |
2002年12月9日来日 |
タンタン 今年こそ妊娠?・・・7月16日 |
---|
3月23日〜25日に人工授精した「旦旦(タンタン)」(メス11歳)に、「今年こそ妊娠?」という期待が、日々大きく膨らんでいます。 阪神淡路大震災で傷ついた市民、特に子ども達の心を癒すために、パンダは2000年7月に中国四川省から王子動物園にやってきました。それから「日中共同飼育繁殖研究」がスタートし、2003年からは人工授精にも挑戦し、今年で5回目になります。 |
■嶋谷係長 |
「今年は今までの中で一番ベビー誕生の可能性が高いと思われるので、期待しています。 その裏付けとして、年に1回といわれているメスの発情の状態にあわせ、3月23日、午前中に採取した精液をその日の午後に人工授精という、非常にいいタイミングででき、24・25日にも人工授精を行いました。 毎日尿中ホルモン値の測定や体の状態を確認していますが、実際のところ出産の2〜3日前くらいにならないと、本当に妊娠しているのかわからないのが現状です。 毎年のことですが、今年も妊娠と出産に備えて、7月11日に四川省の中国保護大熊猫研究センターから飼育士と保育士の方2名が来園し、一緒に見守っています。現在「旦旦(タンタン)」は毎年同じなのですが、食欲が減り気むずかしくなっています。大事な時期なので室内・野外運動場ともに自由に行動できるようにしていますが、人目につかないところにいる時間が多いようです。」 |
ジャイアントパンダの妊娠期間は個体差が激しいといわれていますが、90〜150日、平均で約120日程度。今回の人工授精が成功すれば7月下旬頃から8月初旬頃に出産の予定です。 なおパンダは妊娠していても、していなくても行動・ホルモン値の変動などは全く同じなので、本当に妊娠しているかは産まれる直前までわかりません。 メスの「タンタン」の姿は見られませんでしたが、オスの「コウコウ」は屋外運動場の木陰にゴロンと寝そべり、お昼寝中でした。 |
今年こそは!の願いを込めて…人工授精しました! |
---|
春の繁殖シーズンを迎え、ジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」(メス・11歳)に発情の兆候が見られたため、3月23日(金)〜25日に(日)に人工授精を行いました。 |
《人工授精の経過》 | ||
(1) | 3月23日(金) | メスの旦旦(タンタン)が発情の兆候を示したため、オスの興興(コウコウ)の精液を採取し、旦旦に人工授精を実施した。 |
(2) | 3月24日(土) | 2頭を同居させたが、交尾には到らなかったので、2回目の人工授精を実施した。 |
(3) | 3月25日(日) | 2頭を見合いさせたが興味を示さず、3回目の人工授精を実施した。 |
※昨年は4月7日に人工授精を実施しました。 |
ジャイアントパンダの妊娠期間は平均で約120日程度であり、今回の人工授精に成功すれば7月下旬ごろに出産の予定です。 |
パンダは1年に1回、3月から4月頃に恋の季節を迎える動物です。 まず、パンダを繁殖させるには、オスとメスの相性がいいことが一番大切で、 相性が悪いオスとメスでは自然交配による繁殖の可能性は非常に低くなります。 王子動物園では繁殖に向けて、中国の臥龍にあるジャイアントパンダ研究センターから 技術者を招き、今年こそはベビー誕生と意気込んでいます。 普段はオス、メス別々に飼育していますが、オスとメスの運動場を入れかえ、 お互いの臭いを嗅がせて刺激を与えるなど、 いろいろな方法で繁殖が成功するように取り組んでいます。 そのため、オスとメスが入れ替わっている、あるいは、 どちらかをご覧いただけないなど来園者の皆様にご迷惑をおかけする事がございますが、 何卒ご理解とご協力をお願いいたします。 |
食べる姿も”いと かわい” |
---|
「コウコウ 寝てる・・・」、お気に入りのデッキで、手足を伸ばしてスヤスヤとお昼寝中のコウコウの姿をみて、少しがっかりとした様子の子ども達。 しかしその後、「ワー!!」と歓声が上がり運動場を見てみると、青々としたササとニンジンが運び込まれ、コウコウが活発に動き出しました。 小さなニンジンを器用につかみ、ギャラリーの目前で食べる姿に子ども達も大喜びです。 |
|
タンタンもデッキの上のタイヤに座り、ムシャムシャ食事中。 耳を澄ませばおいしそうな音が聞こえてきそうな、2頭とも夢中な食事風景です。 |
|
2006年 | 2005年 | 2004年 | 2003年 | 2002年 | 2001年 | 2000年 | パンダが来るまで |