パンダナウ?


 9月9日に死亡したジャイアントパンダ「興興(コウコウ)」の献花式が10月16日(土)に行われました。 パンダ館内には「興興」の写真と今までに寄せられた手紙やメッセージノートが飾られた祭壇が設置され、多くの方々がそれぞれの思いを胸に献花し、「興興」の冥福を祈りました。

 園長あいさつ
 本日ここに、ジャイアントパンダ「興興」献花式を開催しましたところ、来園者の皆様はもとより、中華人民共和国駐大阪総領事館をはじめ、地元地域団体の方々並びに動物サポーター、関係者の皆様におかれましては、ご多用のなか、ご参列を賜り、厚くお礼申し上げます。
 また、お集まりの皆様、そして動物が大好きな皆様におかれましては、いつも優しく、そして深い愛情で「興興」を見守っていただき、誠にありがとうございました。
 本日は「興興」の冥福を祈り、皆様の献花で天国に送ってあげたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
 簡単ではございますが、お礼のあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。


追悼特別展は終了しました。

9月9日に死亡したジャイアントパンダ「興興」の思い出や、
飼育記録などを展示した追悼特別展を11/30まで
動物科学資料館にて開催しています。

◆ ジャイアントパンダに関する主なできごと
2000年(H12) 7/16 初代「興興」と「旦旦」到着
7/28 ジャイアントパンダ日中共同研究発足式開催
一般公開開始
8/12 「興興」お誕生会
2001年(H13) 7/19 ジャイアントパンダ日中共同飼育繁殖研究発足一周年記念式
8/23 パンダ写真集「コウコウとタンタン」発行
11/30 初代「興興」お別れ会
12/9 初代「興興」性成熟不全のため二代目「「興興」と交換
2003〜2006年
(H15〜18)
  春のメスの発情期に自然交配させるが成功せず
人工授精を実施したが受胎に至らず
2007年(H19) 8/12 3月に3回の人工授精を実施し、初めて出産に成功したが結果は死産
2008年(H20) 8/26 4月に3回の人工授精を実施し出産に成功したが、3月29日に赤ちゃん死亡
2009年(H21)   1月、11月に人工授精を実施するが受胎には至らず
2010年(H22) 6/9 日中共同研究延長の調印
9/9 「興興」死亡

◆ ジャイアントパンダ繁殖経過
2003年(H15) 3/22 人工授精 → 妊娠に至らず
2004年(H16) 3/14 人工授精 → 妊娠に至らず
2005年(H17) 3/14 人工授精 → 妊娠に至らず
2006年(H18) 4/7 人工授精 → 妊娠に至らず
2007年(H19) 3/23・24・25 人工授精
8/12 妊娠 → 死産
2008年(H20) 4/30、5/1・2 人工授精
8/26 誕生
8/29 死亡
2009年(H21) 1/21・22・23 人工授精 → 妊娠に至らず
11/24・25・26 人工授精 → 妊娠に至らず
2010年(H22) 9/9 人工授精 → 「興興」麻酔覚醒時に死亡


 当園では、9月9日に死亡したジャイアントパンダ「興興(コウコウ)」の献花式を10月16日(土)に行います。 「興興」は日中共同飼育繁殖研究のため、2002年12月に中国四川省の中国大熊猫研究中心(臥龍繁殖センター)から来園し、メスの「旦旦(タンタン)」と共に来園者に親しまれていました。

◆「興興」献花式◆
日 時: 10月16日(土)午前11時00分〜
場 所: 神戸市立王子動物園パンダ館屋内観覧通路入口付近及び屋内展示場前
式次第: (1).園長あいさつ
(2).関係者及び一般来園者による献花

◆ジャイアントパンダ「興興」(性別:オス、中国名:龍龍)◆
・1995年 9月14日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ
・2002年12月 9日 王子動物園に来園
・2010年 9月 9日 死亡(当時 14歳)


9月9日(木曜)に王子動物園のジャイアントパンダ「興興(コウコウ)」(オス・14歳)が死亡しました。
「旦旦(タンタン)」(メス・14歳)に発情の兆候が見られたため、9日午前9時ごろより「興興」に麻酔をして採精を試みました。終了後、麻酔からの覚醒中に心肺停止となり、様々な蘇生措置をおこないましたが、午前12時00分に死亡が確認されました。
現在のところ、死亡原因は不明です。
なお、2頭のジャイアントパンダは、日中共同飼育繁殖研究の目的で2000年7月より10年間の予定で飼育展示されていましたが、今年6月に2015年までの研究期間の延長が決まっていました。
これまで王子動物園では、人工授精により2007年に受胎に初めて成功しましたが8月に死産、2008年8月には出産に初成功しましたが4日目に赤ちゃんが死亡しました。

◆王子動物園のジャイアントパンダ◆
・「興興(コウコウ)」(オス、中国名−龍龍)
  1995年9月14日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ、14歳
  2002年12月9日 王子動物園に来園

・「旦旦(タンタン)」(メス、中国名−爽爽)
  1995年9月16日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ、14歳
  2000年7月16日 王子動物園に来園

「興興(コウコウ)」(オス)

「旦旦(タンタン)」(メス)

※10/16で献花台とメッセージノートの記帳は終了しております。
神戸市立王子動物園では、9月10日(金曜)の開園時間より、9日に死亡したジャイアントパンダ「興興(コウコウ)」(オス・14歳)への献花台とメッセージノートを設置します。
場所は入園ゲート前と園内パンダ館屋内観覧通路で、設置期間は未定です。



 王子動物園で日中共同飼育繁殖研究の目的で飼育・展示しているジャイアントパンダの研究期間が延長されることを記念し、7月21日(水曜)に動物園内で記念式典を開催いたします。  当初、研究期間は2000年(平成12年)からの10年間でしたが、今年7月の研究期間満了を前に、5年間延長することで中国側と合意し、6月9日に延長協議書に調印しました。これにより2015年(平成27年)まで王子動物園でのジャイアントパンダの飼育・展示が継続されることが決まりました。
 王子動物園の2頭のジャイアントパンダは、中国との友好交流と阪神淡路大震災で被災した神戸市民を元気付ける目的で神戸にやってきました。一般公募で、オスは震災復興の願いから「興興(コウコウ)」、メスは新しい世紀の幕開けという意味で「旦旦(タンタン)」と名付けられました。
 2頭の間には、生後4日目に死亡してしまいましたが、2008年8月に人工授精による赤ちゃん誕生に成功しています。

◆開催日時◆
平成22年7月21日(水曜) 午後1時30分〜2時10分ごろ

◆開催場所◆
神戸市立王子動物園 パンダ館前広場 ※雨天の場合はパンダ館屋内通路

◆出席者◆ ※予定
・主催者:石井 陽一 副市長・松浦 厚 建設局長・杉村 啓介 王子動物園長
・中国側:中国野生動物保護協会 楊 丹 副秘書長 他3名
 中華人民共和国駐大阪総領事館 張 欣 副総領事 他1名
・来 賓:荻阪 伸秀 市会議長
・市民代表:灘区自治会連絡協議会会長・灘区連合婦人会長・灘駅前商店会会長
・動物サポーター代表:パンダを支援する企業サポーター・個人サポーター代表
・関係者:(財)神戸市公園緑化協会、青谷愛児園の子どもたち

◆式次第◆
1.主催者挨拶 石井 陽一 副市長
2.中国側挨拶 楊 丹 中国野生動物保護協会副秘書長
3.くす球割り
4.青谷愛児園の子どもたちによるお祝いの言葉と歌
5.日中友好記念演奏会 中国古筝奏者 伍 芳(ウー・ファン)による演奏

◆王子動物園のジャイアントパンダ◆
・「興興(コウコウ)」(中国名−龍龍)
  性別:オス、生年月日:1995年9月14日(14歳)、
  出生地:中国大熊猫研究中心(臥龍繁殖センター)

・「旦旦(タンタン)」(中国名−爽爽)
  性別:メス、生年月日:1995年9月16日(14歳)、
  出生地:中国大熊猫研究中心(臥龍繁殖センター)

 当園で2000年(平成12年)から10年間、日中共同飼育繁殖研究目的で飼育展示している、2頭のジャイアントパンダの研究期間が今年7月に満了します。
 この研究期間の延長について、中国野生動物保護協会と2008年10月頃から続けてきた交渉が合意し、北京市内で9日に協議書の調印が終了しました。

 これで、2015年(平成27年)まで、今までどおり「興興(コウコウ)」(オス)、「旦旦(タンタン)」(メス)の2頭のジャイアントパンダの飼育展示を続けることになりました。

 なお、2003年より2頭の間で人工授精による繁殖に取り組んでおり、2008年には生後4日目に死亡してしまいましたが、出産に成功しています。

 この共同研究は、中国との友好交流や阪神淡路大震災で被災した神戸市民を元気付ける目的で実現し、2頭の名前は一般公募で、オスは震災復興の願いから「興興(コウコウ)」、メスは新しい世紀の幕開けという意味で「旦旦(タンタン)」となりました。
 パンダが来園してからの10年間で約1,400万人が王子動物園を訪れています。

これまでの経過
1993年(平成5年)
中国側と共同飼育繁殖研究の協議を開始するも、1995年(平成7年)の阪神淡路大震災により研究計画中断。
1998年(平成10年) 1月
中国国家林業局へ共同研究を再度申し入れ。
1999年(平成11年) 5月
中国野生動物保護協会と「ジャイアントパンダの繁殖に関する日中共同研究意向書」を締結。
1999年(平成11年) 8月11日
中国野生動物保護協会と「ジャイアントパンダ日中共同飼育繁殖に関する意向書」を締結。
2000年(平成12年) 4月
1999年9月に建設を開始したパンダ館が完成。
2000年(平成12年) 7月16日
2頭のジャイアントパンダ(初代「興興」と「旦旦」)到着。
2000年(平成12年) 7月28日
共同研究発足式開催、一般公開開始。
2002年(平成14年) 12月9日
初代「興興」性成熟不全の為、交換(2代目「興興」来日)
2003年〜06年
春のメスの発情期に、自然交配させるが成功せず。人工授精を実施したが受胎に至らず。
2007年(平成19年) 8月12日
3月に3回の人工授精を実施し、受胎に初成功したが結果は死産。
2008年(平成20年) 8月26日
4月に3回の人工授精を実施し、初めての出産に成功したが、8月29日に赤ちゃんが死亡。
2009年(平成21年) 1月、11月
人工授精を実施するが受胎には至らず。

王子動物園のジャイアントパンダ
「興興(コウコウ)」 中国名−龍龍
  1995年9月14日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ  14歳
「旦旦(タンタン)」 中国名−爽爽
  1995年9月16日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ  14歳

「旦旦(タンタン)」(メス)

「興興(コウコウ)」(オス)

 当園のメスのジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」は、昨年11月に発情の兆候が見られたため、オスの「興興(コウコウ)」との間で人工授精を行いました。しかし、出産予定となる3〜4月以降の経過を見ても出産の兆候がないため、今回の人工授精は成功していないものと判断しました。
 4月初旬より、妊娠の可能性を疑わせる尿中ホルモンの上昇や、採食量の減少などが見られ、経過を観察していましたが、4月下旬以降になってホルモンの値や、食べているエサの量などが通常に戻り、エサのニンジンや竹などを抱くなどの偽育児の行動が見られたため、残念ながら偽妊娠であったと判定しました。
 なお、当園では2003年よりジャイアントパンダの人工授精を実施しており、2007年に初めて受胎に成功しましたが死産。また2008年は初の出産に成功しましたが、4日目に赤ちゃんが死亡しています。
※ジャイアントパンダの妊娠期間は100〜120日程度で、受胎していなくても妊娠時と同じような行動やホルモンの変動が見られます。

2009年(平成21年)11月の人工授精の経過
(1) 11月24日 メスの「旦旦(タンタン)」に発情の兆候があり、オスの「興興(コウコウ)」から採精を行い、人工授精を実施。
(2) 11月25日 2回目の人工授精を実施。
(3) 11月26日 3回目の人工授精を実施。

昨年までの経過
2000年(平成12年)7月16日
  中国より2頭のジャイアントパンダ(初代「興興」と「旦旦」)が来日。
2002年(平成14年)12月9日
  性成熟不全の初代「興興」に代わり、2代目「興興」が来日。
2003年(平成15年)〜06年(平成18年) 春
  メスの発情期に自然交配させるが成功しないため、人工授精を実施したが受胎には至らず。
2007年(平成19年)8月12日
  3月23日〜25日の発情・排卵期に3回の人工授精を実施し、受胎に成功したが結果は死産。
2008年(平成20年)8月29日
  4月30日〜5月2日の発情・排卵期に3回の人工授精を実施し、8月26日に出産に初成功したが、4日目に赤ちゃんが死亡。
2009年(平成21年)1月21日〜23日
  3日連続で人工授精を実施。
2009年(平成21年)5月19日
  出産の兆候が無いため、偽妊娠と判定。
2009年(平成21年)11月24日〜26日
  3日連続で人工授精を実施。

王子動物園のジャイアントパンダ
「興興(コウコウ)」 中国名−龍龍
  1995年9月14日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ  14歳
「旦旦(タンタン)」 中国名−爽爽
  1995年9月16日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ  14歳

「旦旦(タンタン)」(メス)

「興興(コウコウ)」(オス)

食事中の2頭の後姿。とってもよく似てるけど、どっちがコウコウかタンタンかわかるかな!
答えがわかったら「答え」の箱にマウスを乗せてみて・・・ 当たってたかな?

2011年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年
2004年 2003年 2002年 2001年 2000年 パンダが来るまで