思い出のアルバム 


 地上約5メートルの高さのキリンと同じ目線で、ガラス越しに間近に観察することができる「きりんテラス」が完成し、12月23日11時より記念式典が行われました。

王子動物園は昭和26年に開園し、今年で56年を迎えます。大勢の方に楽しんで頂こうときりんが間近に見られるテラスを造りました。動物園で1番の人気者はパンダ、2番目はゾウ、そして3番目がキリンです。キリンがかしの葉を食べている様子をぜひ楽しんでください

できるだけ間近で動物を見て項くことをコンセプトに、カンガルーやダチョウを飼育して いる北園舎やシマウマ舎を造り、このたびガラス越しのキリン舎が完成しました。残念な がら工事中にオスの「神平」が死亡し、現在はメスの「未来」1頭だけになってしまいまし た。とても神経質なので、今日うまく出てきてくれるか心配です。また動物園ではみなさ んに快適な時間を過ごしてもらえるよう、ウッドデッキをつくり、そこから高い遊具に登 っているチンパンジーの様子も見ることができます。色々新しい工夫をしていますので、 何度でもご来園ください。

関係者によるテープカットが終わり、大勢がデッキで「未来」の登場を待っています。 運動場より約1.7mの高さに増設されたテラスには、縦2m横3.6mサイズの強化ガラスが 設置され、ガラス越しに近づいて来るキリンの姿は、まるで1枚の絵画をみているようで す。しかし・・・運動場には出てきたものの、大勢のギャラリーに驚きなかなかテラスに は近づこうとはしません。警戒しながらも少しずつ近づいてはきますが、その距離は縮まり ません。30分、1時間と時間の経過と共にギャラリーも減り、2時間30分ほど経過し、あ たりにほとんど人がいなくなった頃、静かにテラス前のかしの葉に長い舌を伸ばし、「未来」 の顔の高さと同じ目線で間近に見ることができました。
これから「未来」が慣れてくると、もっと頻繁に見ることができることでしょう。
アフリカ中東部の木の生えた草原に生息し、主食は木の葉や若芽。頭頂部までの高さは4 〜5m、体重は約900kg。体の模様は不規則な星型の斑紋、角はオス、メスともにある。妊 娠期間は約45日。1産1仔。

 当園の北に位置し大型草食獣を飼育展示している北園エリアのキリン舎に、背の高いキリンと同じ顔の高さで観察できる観覧施設「きりんテラス」が完成しました。
 新しく完成した「きりんテラス」はキリン舎運動場の北側に新設され、来園者が階段で木製デッキへ上がり、地上約5メートルの高さのキリンと同じ目線で、ガラス越しに間近に観察することができます。窓の近くにはカシの木などをぶら下げ、キリンが長い舌で葉っぱを取って食べる様子や、キリンの大きな頭や角、目などが、すぐ目の前で見られます。また、階段の他にスロープも設置し、車いすやベビーカーの利用者にも優しい施設となっています。
 この整備工事の竣工記念式典を2009年(平成21年)12月23日(水曜・祝日)に下記のとおり開催します。
 なお現在、当園のキリン舎にはマサイキリンの「未来(ミライ)」(メス、8歳)1頭を飼育展示しています。

◆日 時◆
12月23日(水曜・祝日) 午前11時00分〜 ※小雨の場合でも、決行します。
◆場 所◆
神戸市立王子動物園 北園キリン舎運動場北側(「きりんテラス」前)
◆「きりんテラス」の概要◆
1.工 期  2009年(平成21年)9月28日〜12月4日
2.総工費  約800万円
3.総面積  約36m2
◆その他◆
式典開催当日まで「きりんテラス」は閉鎖しております。
また、当日は式典終了時までキリンをご覧いただくことはできません。


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