力強く、美しく、堂々としたトラ。その姿は森林の王者にふさわしい畏怖の念さえ感じます。日本には生息しないトラですが、ことわざや絵画の中にも登場し、昔からなじみのある動物です。
しかし、野生のトラは減少し、現在生息数約4000頭以下と推測され、絶滅の危機に立たされてます。トラが減る原因の一つは漢方薬などの伝統的な薬の原料とされるトラの骨をはじめ体の一部分が高額で取引されており、現在でも密猟があとを絶たないことです。私たち日本人にも関わる問題でもあります。
2010年の干支「寅年」はトラの事をさらに知り、どうすればこの森林の王者トラを守れるか、皆さんで考える年にして頂きたいと思います。また、皆さんにとってもトラにとっても良い年になることを願っています。 |
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絶滅の危機 |
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森林伐採 |
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生息地の分断化 |
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毛皮目的のハンティング |
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薬を目的とする密猟 |
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前門の虎 後門の狼 （ぜんもんのとら こうもんのとら） |
| 一つの問題がおさまったと思ったらまた別の問題が始まってしまうこと |
虎に翼 （とらにつばさ） |
| ただでさえ強い者に、さらに他の力が加わること |
虎の威を借る狐 （とらのいをかるきつね） |
| 自分は力が無いのに、他人の力を自分のことのようにして威張る人のこと |
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「サーナ」オス
飼育期間 1976.8.19.〜1989.12.12
日本で初めて飼育されたアムールトラです
メスの「メディア」との間に17頭もの子どもを
出産し、繁殖賞を受けました
頭胴長 167cm
尾長 106cm
体重 200〜220kg |
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世界の動物園では絶滅の危機にある動物を飼育研究して増やし生息地の条件等が整えば自然に帰すことを目指す「種の保存」に取り組んでいます |
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各国で分担して動物の戸籍を作り、近親繁殖にならないように血統の管理をしています |
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王子動物園では、国内のトラの血統登録を担当しています
国内外の動物園などと情報を交換し日本のトラの血統管理をしています |
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