*  思い出のアルバム  *

* コートを脱いでダイエット・・・『ヒツジの毛刈り』


 家族連れでにぎわう5月12日(日曜日)、 ヒツジたちも1年間で伸びた羊毛が暑苦しい季節を迎えました。

  私たち人間にとっては衣替えの季節には少し早いようですが、 ヒツジたちのために恒例の毛刈りが行われました。

 今年の主役は『ポリデール』という種類のオス、メス2頭。 昨年から実施されている方法で、ヒツジのお尻を地面につけて座らせ、 その後から刈り手が足でヒツジを支え、大胆にお腹からバリカンをはわせます。
刈り手の他に1〜2人が軽くヒツジの足に手を添えているだけで、驚くほどおとなしくしています。 毎年毛刈りをしているスタッフにききました。
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    毛刈りをのぞいてるヤギ。
:うまく刈るコツは?
:なによりヒツジが暴れないようにする事です。
無理矢理押さえつけるのではなく、比較的ヒツジに負担がかからずに動かなくなる体勢があります。
例えば横に寝かせた時には、前足の付け根(肩)に足を入れ固定するとか・・・
その方法をとれば、力をいれずに静かにさせることができます。
次は、毛を引っ張らずにバリカンを肌にはわせて刈ることです。
バリカンをはわせるのに刈った毛が邪魔だからといって毛を引っ張ってしまうと、一緒に皮膚も引っ張れてしまい、かえって皮膚を傷つけてしまうからです。

:1番難しい場所は?
:首の部分です。ヒツジの顔を上にあげ伸ばしているのですが、シワが多くやわらかくて・・・
約30分間、信じられないくらいおとなしくしているヒツジに見学している人々も感心顔。
まるで着ていた厚手のコートをスッポリと脱いだかのように刈られた毛が1枚に広げられました。
その毛の重さは・・・オス5.6kg、メス6.3kgコートを脱ぎ捨て身軽になったヒツジは、別人 いえ別ヒツジの様でした。

今年は早くじょうずに毛刈りができたので、突然のスタッフの要望で『サフォーク種』1頭の毛刈りも飛び入りで実施され、今年は3頭の毛刈りが行われました。
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  左)気持ちいい。
  右)ウィ〜ン!散髪中。



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