思い出のアルバム 

今年も3頭そろって、長寿おめでとう!!


王子動物園には、長年にわたり市民に親しまれてきた動物達がたくさんいます。 9月15日の敬老の日にちなみ、特に長寿の動物3頭を選び、飼育職員が好物のプレゼントを作り、子供達と一緒にお祝いする会が開催されました。
* ■ カバの『茶目子』
推定49歳、体長:約3.5m、体高:約1.5m、体重:約2t
国内動物園では第2位の茶目子(第1位は、いしかわ動物園メスの50歳)。飼育職員お手製の3段重ねのおからケーキに、 入園者の子供たちがアスパラガスのロウソクを立て、にんじんやミニトマトの飾りつけを手伝い立派なケーキが完成しました。 ケーキの周りには好物の青草が敷き詰めてあります。 目の前でみる大きな茶目子に子供達は興奮し、自分達がお手伝いしたケーキをどのようにして食べるのか興味津々な様子。 まずは青草から食べ始め、次におからのケーキをガブリ!! その瞬間歓声が上がり、豪快にそしておいしそうに食べる茶目子を、たくさんの人々があたたかいまなざしで見守っていました。
* ■ チンパンジーの『ジョニー』
推定52歳、体長:約120cm、体重:約60kg
国内動物園では第2位のジョニー(第1位は、天王寺動物園メスの53歳)。 運動場の前にはこんな紹介がありました。
私の名前は『ジョニー』です。私は1955年12月14日に推定年齢5才で王子動物園に仲間入りしてから、 5頭のオクサンとの間に、1963年長女のチェリーを筆頭に合計17頭の子供を授かりました。 現在は長女のチェリーと1993年生まれのアーリーが一緒に暮らしています。ますます元気で長寿記録を更新し、 チンパンジー界の「カマトばあちゃん」を目指します。応援してください。
時折吹く秋風にススキが揺れる広い運動場に、「おめでとう52才」と書かれた大きなパンケーキ。 その周りにはリンゴやバナナ、ミニトマトが鮮やかに飾られています。 「なにから食べるんだろう?私だったらバナナかな」 「ボクのお誕生日のケーキより大きいよ」と待っている子供達。 そしてジュニーが登場。 おしりを突き上げケーキの香をかぎ、まずはバナナ、そして特大のパンケーキをくわえ豪快に食べています。 少し遅れて仲間が合流しそれぞれのお気に入りの場所で食べ、チンパンジーの仲間全員でジョニーの長寿をお祝いしました。
* ■ インドゾウの『諏訪子』
推定59歳、体長:約5m、体高:約2.5m、体重:約4.5t
国内動物園では今年も長寿第1位の諏訪子。59歳にちなみ好物のリンゴを59人の子供たちから手渡し(手から鼻渡し)でプレゼントされました。 目の前で実感する自分より数十倍も大きな諏訪子に緊張している子供、恐る恐る伸ばす小さな手、 諏訪子の器用な鼻先がやさしくリンゴをつかみます。その時の子供達のうれしそうな顔。 多くの人々に愛されている諏訪子、これからもやさしいそのまなざしで王子動物園の歴史を見守ってください。  



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