くさい臭いで身を守る   

------ シマスカンク ------




スカンクのイラスト

シマスカンク   カナダから中部カリフォルニアあたりまで分布し、 夜行性で、は虫類・かえる・昆虫などを食べます。

 ネコぐらいの大きさで、フサフサとした毛に特徴があります。
 オスは体全体黒色で、頭の後ろから背中の両側に、 2本の美しい白くて太い線が流れています。
 顔は小さく、真っ黒な顔に頭から鼻先にかけて1本の白線が入り、 かわいいアクセントになっています。
 メスは茶色ぽい色をして、オスよりひとまわり小さい体です。

 スカンクは、わざと敵によく目立つ毛色をしています。
 「私はすごい武器を持っているので、 近ずいたらひどいめに遭うわよ」と警告しているのです。

 {スカンク=くさいおなら}という方程式を思い浮かべる方が 多いと思いますが、あれはおならではないのです。
 おならは、おなかの中のくさい空気ですが、 スカンクの臭いは肛門の近くに専門の「臭いぶくろ」が2つあり、 そこにくさい臭いを作ってためておき、 敵がくると肛門からその臭いを出すのです。

 前足を地面につけ、お尻を敵に向けてつきだし、 しっぽをピンと空にむけて、ブッと出すのです。
 そのにおいは、 卵とお肉と魚が混ざって腐ったまま何日もたったにおいの、 その何百倍もくさいそうです。
 服にその臭いがついたら、どんなに洗濯してもとれず、 捨てるしかないそうです。
 毎日お風呂に入っても1週間は臭いが取れないくらい、 強烈だそうです。

 動物園の2匹は、いつも忙しそうにくっついて動きまわっています。
 チョコチョコいっときも休むことなく・・・・


* 上記文章の一部は、亀井一成さんの「なぜなぜどうぶつ相談室」 より許可を得て参考にさせていただいております。



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