偶蹄目とは、足の爪が偶数に分かれている動物の総称です。 キリンの爪をよく見てみると 真ん中で半分に割れ、 二つに分かれています。 体の模様の輪郭がはっきりしているアミメキリンと、 そうでないマサイキリンの二種類に大別され、 ここにはオス2頭、メス2頭の合計4頭のマサイキリンがいます。 オスのうち1頭は、1997年6月7日に生まれで、名前がマサと言い、 お天気のよい日には1時から4時頃まで運動場で会う事が出来ます。 キリンはアフリカのサハラ砂漠より南の、 サバンナ地帯など草原に群れで住み、 高い木の葉を食べて暮らしています。 暑い地方に住んでいるキリンは、日本の冬は苦手らしく、 寒い日はなかなか広場に出てきてくれません。 キリン舎の高い所に設置された、 大きなライト状の赤外線暖房機のそばから離れず、 そこから長い首を伸ばし時折、 外の様子をうかがっていいる事が多いようです。 桜咲く春からは、その陽気にさそわれ、 広場で遊ぶ時間が長くなります。 運が良ければ、キリン舎へ行く坂道からでもフェンスの上から、 優しい眼差しで出迎えてくれる、キリンの姿が見えます。 キリンに会いに行った日、 フェンスの外にある、桜の木の枝に口をしきりに動かして、 何か一生懸命しています。 よく見ると、キリンの口から黒っぽく、そして細くて長いものが、 まるで別の生き物の様に枝にからみついて、器用に動いています。 そう、キリンの舌なのです。 その長さは、何と45cmもあるそうです。 その舌を木の枝に巻きつけて葉をしごいて食べるのです。 長い首に、細くて長い足、優しい眼差しに、長いまつ毛、長いしっぽ キリンは、なんでも長いのです。 |
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