2001年 |
---|
秋の日差しを受け、食欲旺盛!! |
---|
暑さに弱いジャイアントパンダは、夏の間は温度管理された室内運動場でガラス越しでしか会う事が出来ませんでしたが、 外気温が24度前後になる10月中ごろより、広い屋外運動場で会うことができます。 | ||
コウコウとタンタン、ここちよい秋風が通り過ぎる中モクモクと食事中!! 2頭の個性あふれる食事風景をぜひご覧ください。 |
||
オスのコウコウは石の上に置いてある「ササ団子」と「ニンジン」を食べるために、短い足をつっぱって仁王立ちしています。 大きな顔に短い足、立派な手で小さなニンジンを持つ器用な手さばきに会いにきたみんなの目はくぎ付け。 | ||
(コウコウ) |
||
---|---|---|
(タンタン) |
アクティブなコウコウの食事に比べメスのタンタンは、お気に入りのデッキの上で、ササにうもれるように座りムシャムシャムシャ・・・ |
日中共同飼育繁殖研究発足一周年記念式 |
---|
来園以来愛くるしいしぐさで訪れる多くの人々をとりこにしている、コウコウとタンタン。 中国との共同飼育繁殖研究のため10年間を予定に借り受け、無事に1年が経過し7月19日記念式典が開かれました。 日中の関係者や近くの保育園児ら約160人が出席し、2頭の健康を祝いました。 屋外運動場前で開催された式典を、暑さに弱い主人公の2頭のパンダは屋内運動場で見守りました。 神戸市助役の鶴来 紘一さん、中国林業局副局長の馬 福さんのあいさつ、神戸市副議長の藤森 万也さんの祝辞後、 大久保園長より2頭の1年間の研究報告が行われました。 <1年間の研究報告> パンダ来園よりちょうど1年が経過し、日中共同研究の成果及び1年間の概要を申し上げます。 パンダ来園当初はふるさとである中国四川省とは大変異なる神戸の環境にうまく順応してくれるのか心配しましたが、 2頭は食欲も旺盛で安心しました。 2頭のパンダがいかに順調に育っているかを示すものに体重の増加があります。 来園後オスのコウコウは20kg、メスのタンタンは12〜13kgの体重増加があり、 この数字をみても順調だということがわかります。 最大の関心は繁殖。6歳を迎えるメスのタンタンは4〜5月に発情の兆候を示しましたが、 5歳のオスはまだ性成熟期になっておらず、しばらく時間がかかります。 今後さらなる研究と観察を行い、日中共同で繁殖に関する調査をすすめていきたいと思っています。 この式典を通して共同研究によせる思いがさらに強い絆で結ばれたものだと確信しております。 次に近畿郵政局から神戸市へ『神戸パンダ2001』絵入官製ハガキの初刷りが贈呈されました。 また青谷愛児園園児代表から中国林業局と神戸市へ花束の贈呈、そのお返しにコウコウ、タンタンの 大きなパンダのぬいぐるみがプレゼントされました。 そしてかわいい園児によるパンダの歌の合唱。 この日のために一生懸命お稽古したその元気な歌声が園内に響きました。 最後は日中関係者及び園児達も参加のくす玉開きでパンダ来園1周年記念式典は無事に終了しました。 王子動物園の1年間の来園者数は約100万人のところ2頭の愛くるしい姿を見ようと、2倍以上の230万人がこれまでに足を運びました。 これからもたくさんの笑顔とさまざまな思い出が動物園内で生まれることでしょう。 |
五月晴れ、プールに入っていい気持ち!! |
---|
グングンと気温の上がった五月晴れの日、屋外運動場のジャイアントパンダ2頭は、
大好きなプールに腰までつかりリラックスした様子。 オスの「コウコウ」はプールの壁に背もたれ、後ろにふんぞりかえって頭や首をかいています。 メスの「タンタン」は麻袋を口にくわえて振り回していたかと思えば、ゆっくりとおしりからプールに入り、 パンダすわりでリラックス・・・・その後ろ姿の愛らしいこと。 2頭の行動に観覧者の目はくぎ付けです。 |
上・左3枚[オスのコウコウ] 下3枚[メスのタンタン] |
||||
ジャイアントパンダ 観覧者200万人のお祝い |
|
---|---|
2000年7月28日のジャイアントパンダ一般公開から289日目の5月12日、観覧者が200万人を突破しました。 記念すべき200万人目の方は、ご家族5人で来園された西宮市の岩崎さんご一家。 2頭のパンダが五月晴れの屋外運動場で水浴びをしている光景をバックに、 岩崎さんご一家と中国から来園されているジャイアントパンダ技術団の杜(トゥ)さん、 湯(タン)さんも一緒にくす玉を割りお祝いをいたしました。 岩崎さんご一家には「200万人目の認定書」やパンダのぬいぐるみなどの記念品がプレゼントされました。 岩崎さんご一家の喜びの声 「パンダを見るのは初めて。今まで新聞で○○人目に当たった人のニュースを良く見たが、 まさか自分がなるとは思いもしなかったのでうれしいです。」 「今年のお正月に2歳の孫にパンダを見せてあげると約束をしており、本日来ました。 その約束をはたした日が200万人目となりこんなにうれしいことはないです。」 また先着200人の方にもパンダのキーホルダーがプレゼントされ、 パンダ館にはいつも以上の笑顔の花が咲いていました。 |
中国からパンダの飼育担当者来園 |
---|
2001(平成13)年4月27日、
ジャイアントパンダの日中共同飼育繁殖研究のため、
中国・四川省・臥龍からお二人の方が来園しました。 肩書・氏名 高級獣医師 「湯純香」(Tang Chunxiang男性45歳) 工 程 師 「杜軍」(Du Jun男性30歳) |
ジャイアントパンダの近況 |
---|
ジャイアントパンダが来園した2000(平成12)年7月16日の2頭の体重は、 「コウコウ」が約95s、「タンタン」が約83sでした。 現在の体重は「コウコウ」が約115s、「タンタン」が約95sとなりました。 パンダの発情時期は、3月から5月初めといわれています。メスの「タンタン」は、 5月2日をピークに顕著な発情行動が見られました。しかし、オスの「コウコウ」は、 未だ性成熟に至らず、食欲は相変わらず旺盛ですが、「タンタン」の恋鳴にも反応せず、 食後はモート(堀)で眠っている状況でした。繁殖は、 来年以降に期待したいと思います。 |
「コウコウ」「タンタン」外で元気、元気!! |
---|
9時の開園から午後3時までの間、 広い外の運動場でさまざまな2頭の様子を見る事ができます。
毎日9時50分頃、11時30分頃、13時20分頃の3回(15時は室内で)外の運動場でササの葉、
ニンジン、リンゴなどの大好物の食事時間です。
それぞれ2頭は何から食べ始めるのか、どこで、どんな格好で、どんなふうに食べるのか、
ずっと見ていても飽きないものです。
平日の小雨が降る2回目の食事がすんだ14時30分頃、週末とは違う静かな時間が流れていました。 「コウコウ」は少しくぼみのある芝生の上で、「タンタン」はお気に入りのデッキの上で、 ササにかこまれてスヤスヤとお昼ねタイム。 2頭とも腹ばいになり、短い足を後ろに伸ばし、前足の上に大きな顔をのせたその格好は、 見る人を知らないうちに笑顔にしていきます。 あなたも身近に「コウコウ」「タンタン」を感じてください。 |
パンダ写真集 「コウコウとタンタン」発売中 |
---|
2000年7月16日に2頭のパンダが神戸の王子動物園にやってきました。 名前はコウコウ(いたずら好きなオス)とタンタン(丸顔でやさしいメス)。 愛くるしいパンダを一冊の写真集にまとめました。 |
王子動物園内の売店及び書店で絶賛発売中です。 定価(本体1,000円)+税 |