パンダのあしあと

2004年



* やっぱりパンダは人気NO.1・・・11月

外気温もさがり、室外運動場にいるパンダに会おうとする人々の列・・・
平日と違い、日曜、祝日はちょっとやそっとでは、お目当ての近くまでたどり着くのにも時間がかかります。

オスの『コウコウ』側は黒山の人だかり、対照的にメスの『タンタン』側はがら〜んと人もまばら。
タンタンはお気に入りのデッキで、スヤスヤとお昼寝中でした。



コウコウは、「人だかりなんて関係ないよ」といった感じで、ムシャムシャと食事中。
短い後ろ足をなげだした愛嬌のあるパンダ座りに、竹を器用につかむ前足、のそのそと水を飲むしぐさ、その姿を写真に収めようとする人々・・・

やっぱりパンダは人気NO.1!!



* タンタン赤ちゃん誕生ならず… 8月3日

 今春、発情が認められたメスのジャイアントパンダ旦旦(タンタン)は、3月22日に人工授精を行い、その後、妊娠の可能性を疑わせる尿中ホルモンの上昇などが見られ、出産を待ち望んでい ましたが、出産予定となる7月下旬に至っても出産の気配がないことから、残念ながら偽妊娠であったと判定しました。
 ジャイアントパンダは、妊娠していなくても妊娠時と同じような行動やホルモンの変動がみられ、妊娠時と同じ兆候を示すといわれています。
 来年こそかわいい赤ちゃんの誕生を期待しています。




* 五月晴れ 2頭はみんなの人気者!!

 屋外運動場の周りに植えられた「サツキ」が、次々にピンクの花を咲かせ、運動場内に咲いたクローバーの白い花が、葉の緑を一層鮮やかに引き立てています。
そんな草花の活き活きとした息吹を感じる五月晴れの日曜日、2頭はのんびり食事中。
 遠くからパンダを見つけた子供たちが、次々と輝く笑顔でやってきます。
「サツキ」とコウコウをバックに記念撮影、動物園ならではのほほえましい時間が流れています。
 手入れの行き届いた園内に咲き誇るお花、5月の動物園のもうひとつの楽しみです。




* タンタン 人工授精を行いました


春の繁殖期を迎え、ジャイアントパンダ メスのタンタンの発情が認められ、3月22日に人工授精を行いました。
昨年の発情は5月2日でしたが、今年は約1ヶ月少々早かったようです。
旦旦(タンタン・メス・8歳)
ジャイアントパンダの妊娠期間は平均120日程度ですので、今回の人工授精が成功すれば、7月中旬頃にはかわいい2世の誕生が期待されます。
興興(コウコウ・オス・8歳)