パンダのあしあと


 当園のジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」(メス・14歳)に発情の兆候が見られたため、11月24日(火)にオスの「興興(コウコウ)」(14歳)との間で人工授精を行いました。
25日(水)・26日(木)にも同様に人工授精を行う予定です。この間、メスの「旦旦」は非公開となり、「興興」のみの展示となります。ジャイアントパンダの妊娠期間は平均で約120日程度であり、今回の人工授精に成功すれば来年3月ごろに出産の予定です。
 通常、ジャイアントパンダの発情期は3〜5月ですが、今年は1月に発情の兆候が見られたために人工授精を実施(結果は妊娠せず)していますので、当園では初めての年2回目の発情・人工授精となります。
 なお、一昨年は3月に人工授精し、初の受胎成功でしたが8月に死産、昨年は4月〜5月に人工受精し、8月に出産に初成功しましたが4日目に死亡という結果でした。

今年の人工授精の経過
(1) 1月21日(水)〜23日(金) 3日連続で人工授精を実施。
(2) 5月19日(火) 出産の兆候が無いため、偽妊娠と判定。
(3) 11月24日(火) 「旦旦」に今年2回目の発情の兆候があり、「興興」から採精し人工授精実施。
(4) 11月25日(水) 2回目の人工授精を実施する予定。
(5) 11月26日(木) 3回目の人工授精を実施する予定。

昨年までの経過
2000年(平成12年)7月16日
  中国より2頭のジャイアントパンダ(初代「興興」と「旦旦」)が来日。
2002年(平成14年)12月9日
  初代「興興」が性成熟不全の為、交換(2代目「興興」来日)。2003年〜06年 春のメスの発情期に、自然交配させるが成功せず。人工授精を実施したが受胎には至らず。
2007年(平成19年)8月12日
  3月23日〜25日の発情・排卵期に3回の人工授精を実施し、受胎に初成功したが結果は死産。
2008年(平成20年)4月30日〜5月2日
  3回の人工授精を実施。
2008年(平成20年)8月26日
  出産(妊娠期間117日〜119日)したが、8月29日に赤ちゃんが死亡。

王子動物園のジャイアントパンダ
「興興(コウコウ)」中国名−龍龍
  1995年9月14日中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ 14歳
「旦旦(タンタン)」中国名−爽爽
  1995年9月16日中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ 14歳

「旦旦(タンタン)」(メス)

「興興(コウコウ)」(オス)


 当園のメスのジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」は、今年1月に発情の兆候が見られたため、オスの「興興(コウコウ)」との間で人工授精を行いました。しかし、出産予定となる5月上旬以降の経過を見ても出産の兆候がないため、今回の人工授精は成功していないものと判断しました。
 4月中旬より、妊娠の可能性を疑わせる尿中ホルモンの上昇や、採食量の減少などが見られ、経過を観察していましたが、5月になってホルモンの値や、食べているエサの量などが通常に戻り、ニンジンを抱くなどの偽育児が見られたため、残念ながら偽妊娠であったと判定しました。
 なお、当園では2003年よりジャイアントパンダの人工授精を実施しており、2007年に初めて受胎に成功するも死産。また2008年は初の出産に成功するも、3日目に赤ちゃんが死亡しています。
※ジャイアントパンダの妊娠期間は100〜120日程度で、受胎していなくても妊娠時と同じような行動やホルモンの変動が見られます。

◆ 今年の人工授精の経過 ◆
(1) 1月21日(水) オスの「興興(コウコウ)」から採精を行い、メスの「旦旦(タンタン)」に人工授精を実施。
(2) 1月22日(木) 2回目の人工授精を実施。
(3) 1月23日(金) 3回目の人工授精を実施。
◆ 昨年までの経過 ◆
2000年(平成12年)7月16日
  中国より2頭のジャイアントパンダ(初代「興興」と「旦旦」)が来日。
2002年(平成14年)12月9日
  性成熟不全の初代「興興」に代わり、2代目「興興」来日。
2003年〜06年 春
  メスの発情期に自然交配させるが成功しないため、人工授精を実施したが受胎には至らず。
2007年(平成19年)8月12日
  3月23日〜25日の発情・排卵期に3回の人工授精を実施し、受胎に成功したが結果は死産。
2008年(平成20年)8月29日
  4月30日〜5月2日の発情・排卵期に3回の人工授精を実施し、8月26日に出産に初成功したが、3日目に赤ちゃんが死亡。
◆ 王子動物園のジャイアントパンダ ◆
「興興(コウコウ)」中国名−龍龍
  1995年9月14日中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ 13歳
「旦旦(タンタン)」中国名−爽爽
  1995年9月16日中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ 13歳

「興興(コウコウ)」(オス)

「旦旦(タンタン)」(メス)

5月初旬、パンダ館の屋外運動場は緑一色。お気に入りのデッキで昼食を取る事が多いタンタンですが、この日はデッキの下に降りて、草に囲まれた緑の中で、のんびりと昼食中。

 ジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」(メス・13歳)に発情の兆候が見られたため、1月21日(水)にオスの「興興(コウコウ)」(13歳)との間で人工授精を行いました。1月22日(木)・23日(金)にも同様に人工授精を行う予定です。
 ジャイアントパンダの妊娠期間は平均で約120日程度であり、今回の人工授精に成功すれば5月中旬ごろに出産の予定です。
 なお、一昨年は3月に人工授精し、初の受胎成功でしたが8月に死産、昨年は4月〜5月に人工受精し、8月に出産に初成功しましたが3日後に死亡という結果でした。

◆ 今年の人工授精の経過と予定 ◆
1月21日(水)
  「コウコウ(オス)」の採精を11時00分ごろから行い、13時00分ごろから「タンタン(メス)」に人工授精を開始しました。
1月22日(木)
  2回目の人工授精を実施する予定。
1月23日(金)
  3回目の人工授精を実施する予定。
この期間中、メスの「タンタン」は非公開になります。オスの「コウコウ」のみ、通常通り公開しています。
◆ 昨年までの経過 ◆
2000年(平成12年)7月16日
  中国より2頭のジャイアントパンダ(初代「興興」と「旦旦」)が来日。
2002年(平成14年)12月9日
  初代「興興」が性成熟不全の為、交換(2代目「興興」来日)。2003年〜06年 春のメスの発情期に、自然交配させるが成功せず。人工授精を実施したが受胎には至らず。
2007年(平成19年)8月12日
  3月23日〜25日の発情・排卵期に3回の人工授精を実施し、受胎に初成功したが結果は死産。
2008年(平成20年)4月30日〜5月2日
  3回の人工授精を実施。
2008年(平成20年)8月26日
  出産(妊娠期間117日〜119日)したが、8月29日に赤ちゃんが死亡。
◆ 王子動物園のジャイアントパンダ ◆
「興興(コウコウ)」中国名−龍龍
  1995年9月14日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ 13歳
「旦旦(タンタン)」中国名−爽爽
  1995年9月16日 中国大熊猫研究中心(臥竜繁殖センター)生まれ 13歳

「興興(コウコウ)」(オス)

「旦旦(タンタン)」(メス)