昨年、動物園に来られた方にアンケートを実施したところ、「最も好きな動物」として2人に1人はジャイアントパンダをあげています。屋外運動場を走り回る姿、パンダ座りをして竹を食べている姿、どれをとってもかわいらしく、愛嬌があり、人気N0.1という理由が判るような気がします。
 そんな、ジャイアントパンダも繁殖飼育の残された期間はあと3年余りとなりました。いままで、中国人技術者の指導を毎年受けながら、何とか繁殖を成功させようと、担当の飼育員や獣医が努力してきましたがまだ成功していません。
 日本の少子化問題も、いろいろと議論されていますが、動物園においても希少な動物を保護し、繁殖させていくことは重要な課題となっています。
 ジャイアントパンダの赤ちゃん誕生はパンダファンのみならず、神戸市民の心を癒す明るい話題を提供できるものと考えています。残された期間、皆様に喜んでいただける結果を出せるよう今後もチャレンジしていきます。
(副園長 高井 昭)