思い出のアルバム 



敬老の日の9月15日、王子動物園では、推定年齢38歳のミナミシロサイ「サブロー」(オス)と「ナナコ」(メス)、推定年齢58歳で国内最高齢のチンパンジー「ジョニー」に、それぞれの好きな食べ物をプレゼントし、入園された方と一緒にお祝いする会が開催されました。

今年はじめて長寿のお祝い会に参加のこの夫婦は、共に1970年8月生まれの推定38歳。
角の短いほうがオスの「サブロー」で、性格は神経質。「サブロー」より立派な角をもつメスの「ナナコ」は、穏やかでおとなしい性格。
干草をケーキのパウンドにみたて、そこにカボチャとプチトマトの飾り付け、そしてアスパラガスのローソクが立てられています。
「サブロー」「ナナコ」、それぞれにひとつづつのケーキが作られましたが、同じケーキを仲良く食べるほほえましい光景に、見守るギャラリーもおだやかな時間を共有しました。
大きなタイヤの上に板をしき、サニーレタスの上にふかふかのパウンド。そこにはホイップクリームで「58 おめでとう」の文字。イチゴ、バナナで彩りよく飾りつけられ、アスパラガスのローソクが何本も立っています。「おいしそうなケーキだね」、「何から食べるんだろう?」、ジョニーの登場を待つ子ども達の好奇心はどんどん膨らんでいます。
いよいよジョニー登場。でもなかなかケーキには近づきません。気になるケーキ周辺を行ったり来たり、ギャラリーもやきもき・・・そのうち素早く近づいたと思ったら、ホイップクリームをペロリとひとなめして、猛ダッシュで離れる警戒ぶり。しばらくしてから、チンパンジーの仲間(メス5頭)も登場し、ジョニーのおすそ分けを仲良く?食べました。

今年はインドゾウの「諏訪子」が長寿を全うして天国へ旅立ち寂しい敬老の日でしたが、「ジョニー」と「サブロー」「ナナコ」の長寿のお祝い会ができた事に感謝!
みんなの願いはひとつ、いつもでも元気で長生きしてね。



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