*  思い出のアルバム  *

* 第8回「干支の引継式」

−トラからウサギへ−



王子動物園では、平成4年の「申」年から干支の引継式を始め、 今年で8回目を迎える恒例の「干支の引継式」が、 12月12日(土) 午後1時30分から行われました。

王子動物園では、今年の干支の寅、 アムールトラ(シベリアトラ)の「レンレン」を、 また来年の干支のウサギは、 カイウサギとフレッシュジャイアントの2種類、63頭を飼育し、 モルモットとともにふれあい広場で、 子供たちとのスキンシップに活躍しています。

きぐるみのトラ1頭と、きぐるみのブルーとピンクの2頭のウサギ、 そしてふれあい広場の人気者のウサギの登場に、子供たちは大喜び。 多くの人々に見守られながら、今年の「干支の引継式」が始まりました。

●トラ→ウサギへ引継書を渡す
gazou トラの飼育を担当している芦田さんときぐるみのトラから、 ウサギの飼育を担当している東福さんときぐるみのウサギに、 「干支の引継書」が引継ぎの言葉と共に手渡されました。

<トラ>・・・ 『風は虎に従う』とおだてられて、今年1年頑張って来ましたが、 この不況の風は、すさまじい嵐となり私の力も及びませんでした。
来年は私の好きなウサギさんに引継ぎます。
ウサギさんのジャンプ力とスピードに期待します。

<ウサギ>・・ 私達にとって、恐い恐いトラさんから激励の言葉をいただきましたが、 私たちは得意の「兎跳ね」を使って、この不況の谷を飛び越え、 飛躍の年にしたいと考えています。
「兎の登り坂」のたとえがあるように、 皆様も得意とする分野で力を振るって、良い年にいたしましょう。

●子供たちとの記念撮影
gazou ジャンボなきぐるみのトラとウサギ、 そしてふれあい広場のかわいいウサギは、子供たちに大人気。 「フワフワできもちいい!」「かわいくってウサギ大好き!」と、 サギを抱っこしたり、やさしくさわったり、一緒に写真をとったり・・
一緒に引継式を見守った神戸市内の女性は、 「来年、初めての赤ちゃんを出産します。
このおなかの子はウサギ年生まれ。
ウサギのように元気な子に!と願いを込めて、引継式を見に来ました。」


参加された人々に、「王子動物園特製ウサギのカレンダー」と、 ウサギを型どった福を招く「来福石けん」が記念に配られました。
今年1年を振り返り、また希望ある来年に期待し、 今年の干支の引継式も無事に終わりました。



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