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初夏を思わせる日差しが降り注ぐ5月12日(日曜日)、ふれあい広場で「ヒツジの毛刈り」が開催されました。 4頭のコリデール種の内、いかにも暑そうなモコモコの毛に包まれた若い「ラン」と「スウ」が登場。 |
ヒツジの周りに4〜5人の飼育係が取り囲み、1年前の毛刈りを思い出しながら、黙々とバリカンを動かしていきます。 1年分の汚れがつき団子状になった表面の毛をかき分けると、細く真っ白な毛が密集しています。 その毛の流れを読みながら、柔らかなピンク色の皮膚を傷つけないように刈っていきます。 |
ヒツジには「ラノリン」というの毛を潤す役目をもつ油があります。それがバリカンの歯に付き、切れにくくなるため、時折お湯でその油を洗いながら作業は続きます。中腰の姿勢のため、ベテラン飼育係は腰痛とも戦わなければなりません。 昨年までは1.83kgもある、重くて振動の激しいバリカンを20年間使っていましたが、毛刈り後、あまりにも手の疲労が強いため、今年は1.2kgと少し軽く振動の少ないバリカンが新調され、比較的スムーズに刈られています。 |
ふれあい広場では、ニワトリのげんさんやまんと、チャボ、ウサギ、カモ、アヒル、ガチョウ、ホロホロチョウなどさまざまな動物が放し飼いにされており、会場に近づいたりして参加していました。 |
「ラン」は約40分で2s、「スウ」は1時間で3.5sの毛が刈られ、スリムに変身した2頭は軽い足取りでふれあい広場をまわり、ギャラリーにその姿を披露しました。 |
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