思い出のアルバム 



 オーストラリアで絶滅危惧種となっているコアラの繁殖を推進・維持していくため、国内の7つの飼育園館で相互に協力して新たなペア形成を促し、コアラの保全に努めています。
 このたび、王子動物園で飼育しているコアラ「ピーター」(オス)、「ウミ」(メス)が、繁殖のため、9月15日(水)に「淡路ファームパーク イングランドの丘動物園」に移動することになりましたのでお知らせします。

◆移動について◆
・移動日:令和3年9月15日(水)
・移動先:淡路ファームパーク イングランドの丘動物園
※移動の様子は非公開となります。

◆コアラ「ピーター」(5歳)◆
・生年月日:2016年(平成28年)3月28日
・出生地:名古屋市東山動植物園
・来園日:2018年(平成30年)5月16日
・性別:オス
※これまでに当園で3子(エマ、マイ、ハナ)を繁殖しました。
◆コアラ「ウミ」(7歳)◆
・生年月日:2014年(平成26年)6月13日
・出生地:神戸市立王子動物園
・父親「ウルル」(死亡)、母親「ウメ」
・性別:メス
※これまでに当園で2子(オウカ、エマ)を出産しました。

◆当園のコアラ飼育状況◆
・現在の飼育頭数:6頭(オス1頭、メス5頭) ※「ピーター」「ウミ」を除く
・当園の繁殖実績:1992年以降、18頭を繁殖(6ヶ月以上生存したもの)

◆コアラについて◆
 オーストラリア東部に生息し、単独性で樹上で暮らし、ユーカリを主食とする。妊娠期間は約35日で、生後約6カ月間は母親の袋(育児嚢)で過ごす。寿命は13〜15年。野生の生息数は約10〜50万頭で、森林の開発や交通事故などに加え、近年では森林火災が脅威となっている。(IUCNレッドリストによる分類は「危急(絶滅危惧U類)(VU)」)

◆国内のコアラ飼育状況◆
7園館54頭(オス17頭、メス35頭、不明2頭)※2020年12月31日現在


← ↑ ←
前のページへ アルバムの
目次のページへ
次のページへ