------ マンドリル ------ カメルーン南部、ガポン、コンゴなど、 中央アフリカの西部の森林地帯で、地上生活をしている。 普通20〜30頭のグループをつくるが、 移動の際は他のグループも集まって、150頭ぐらいの集団になる。 野生での主食は、果実や種子、木の葉、草、 アリやシロアリなどの昆虫。 オスの体重は平均25kg、メスはその半分で、 おとなのオスの顔は、メスに比べて、 鮮やかに色どられているのが最大の特徴です。 自然界では、同じ種の動物が一緒に暮らしていく為に、 「色」は重要な役割をはたします。 マンドリルは、仲間に対して、しばしば攻撃をくわえます。 ボスは群れの平和を守る為、 どのオスよりも、鮮やかな顔の色をしていなければなりません。 なぜなら、その色で他のオスに、無言のおどしの信号をおくり、 ライバルをにらみつけている事が必要だからなのです。 したがって、体も大きく、より美しい色を持っているオスが、 ボスの座をいとめるのです。 ここでも、ひときわ目をひく、色とりどりのオスの顔に注目! 1本真っ赤な鼻筋が通り、その両側にブルー、 金色がかったあごひげ。 おしりもまた美しい。 プヨプヨとしたやわらかそうな、平面な皮膚に、ブルー、紫、 そしてピンク・・・・ まるで虹を見ている様な美しさ。 おしり以外は、ライオンのたてがみにも似た、フサフサの毛並み。 特に肩から顔にかけて、もりあがるように毛が密集しており、 歩くたびに、フワフワと風に揺れています。 その毛並みに、実物の何倍もの大きさと、威厳を感じます。 大きく、重そうなからだをささえている足と手は、意外に小さく、 のっそのっそと、自由にいばって歩いているオスとは対照的に、 小さなからだで、色のすくないメスは、オスの動きを見ながら、 自分の動きを決めているようです。 |
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