*  思い出のアルバム  *

* かわいい『なかよし』の像が仲間入り!



なかよしの像
台風一過のH10年9月23日、神戸市動物愛護協会の40周年を記念して、 王子動物園にぴったりの、愛らしい像が贈られました。

やさしい目をした黒御影石の子ゾウの背中に、 男の子と女の子がにっこり微笑んで、楽しそうに座っている像です。
それはまるで、インドゾウのマックかズゼの背中に、 遊びに来たちびっこが乗っているような、 そんなあたたかみを感じる像です。
この愛らしい像は、 彫刻家の北田吉正さんによって作られたものです。

◆神戸市動物愛護協会 会長 笹山翠さん挨拶
神戸市動物愛護協会はH7年に設立40周年を迎えましたが、 阪神淡路大震災により記念事業を延期いたしておりました。
震災から3年余りが過ぎましたが、私たちは動物との共存の大切さを学びました。
当協会はこれまで以上に動物たちと人間との共存をはかり、 緑を増やし、子供たちの豊かな人間性を育むことを願って、 ここに「動物愛護の像」を建設し、寄贈いたします。

◆『なかよし』の除幕
童謡ゾウさんの音楽が流れる中、除幕式が行なわれました。
像が姿を現すと、お祝いに来ていた幼稚園の子供たちから、 「かわいい」という歓声が上がりました。

◆神戸市建設局 安藤局長お礼の言葉
かわいく、愛くるしい像をありがとうございます。
昭和35年にも、王子動物園の玄関に設置されています、 「夕鶴」のモニュメントを寄贈頂きました。
多くの人々が親しみ、いつくしみをもって、 この「なかよし」も「夕鶴」同様、 王子動物園のシンボルになることでしょう。

北田さん ◆「なかよし」制作者 北田吉正さんあいさつ
※北田さんの紹介
岩手県出身の彫刻家で、石を素材に、題材は動物・子供・ 植物・花といったほのぼのとしたあたたかい作品を制作。

※「なかよし」の像の説明
像と子供は黒御影石、台座は白御影石。
像の高さ1.3m、巾1.2m 、重量約1.7t、 ほとんどを のみによる はつり仕上げで、 花や目などは みがき仕上げ。

※あいさつ
この石はアフリカからやってきた石なので、磨くと黒くなります。 約1.5tの石のゾウなので、これは子ゾウです。
ゾウと仲良くなり、 大きなゾウの背中に乗れたらいいな〜という思いで作りました。
内緒の話ですが、「ゾウの足の間をくぐると、幸せになれます!」 この像が動物園の思い出の1ページになれば、嬉しいです。

なかよしとなかよし ◆稗田幼稚園園児による歌のプレゼント
かわいい振り付けをつけながら「ほら握手しよう」という歌の合唱と、 手話をまじえた「ぞうさんの帽子」の歌のプレゼント。
動物と子供とのふれあいを描いた、 「なかよし」の像にぴったりのプレゼントでした。

式典が終わると、制作者北田さんの話を聞いていた子供たちが、 さっそくゾウの足の間をくぐり始めました。
なかよしのゾウの鼻やしっぽをさわったり、もうみんなの人気ものです。
動物園を入ってすぐの正面に、また諏訪子、マック、 ズゼのゾウ舎をバックにこの「なかよし」の像があります。
友達との待ち合わせに、また記念撮影にと、王子動物園の思い出に、 多くの人々の心に刻まれることでしょう。



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